かなたむんむんブログ

むんむんっとした事を書き綴ります

ポニョ面白かったです!


カナタ、ポニョ、すきーーー!


いや、ほんと大好きでした、『崖の上のポニョ』!
観に行く前にいろんな評判も聞いて「楽しめるだろうか…」と不安だったのですが、
カナタ的にはものすごく好きな作品でした。


お話にも映像にも、わくわく!どきどき!がすっごく詰まってるし、
本当に、こんなに自由で胸踊る物語に触れたのは何年ぶりだろう!


あんまりぶっ飛んだ不条理ものは苦手なのですが、
お話の筋はきちんと通っている、と私には思えました。
そんなに説明することを放棄されたお話には思えなかったんだけどなー。
むしろハウルの方がもやもやが大きかった*1
疑問が引っかかる人は、どの辺りで引っかかるんだろう?


感触としては昔読んだ児童文学と同じ感動だったので、
そのあたりを経験したことがない人にとっては腑に落ちないところがあるのかもしれません。
カナタなんかは、マンガやアニメに目覚めてオタクになるずっと前から、
ディズニーなら『ふしぎの国のアリス』や『ピーターパン』が大好きで、
『ムーミン』『くまのパディントン』『ドリトル先生』シリーズあたりを愛読していて、
いまだにそれが自分の核になっているはずなので、ポニョとはものすごく相性が良いのかも。


例えば『くまのパディントン』シリーズは、
「僕、ペルー出身なんだ☆」ってだけで「喋れるクマ」としてイギリス一般家庭で居候できちゃう話
→人面魚のポニョがみんなに受け入れられたっていいじゃん!可愛いじゃん!
  その上、ポニョがどうしてあんな特別な存在の魚なのか、まできちんと説明されてるので、とっても納得。


例えば『ムーミン』シリーズは、
いきなり第一作で「彗星大接近!地球滅亡の危機!」な上に、
それが無事回避できたと思ったら第三作で「大洪水で世界水没!」。
その後も「冬」や「海」薄暗い世界で薄暗い世界が延々と…(いや、それでも大好きでした!笑)
→そんなリアルに人が死んだりしなくったっていいじゃない!そもそも津波の原因はポニョなんだし!
  大津波で町が沈む!とか楽しめるのは意外と子供のほうが得意なのかも…


(参考:ムーミンシリーズのアレさはこちらのページ参照
  http://media.excite.co.jp/book/news/topics/093/p02.html


といった感じに受け止めました。
おまけにカナタは、「日常から非日常に飛び込む」タイプのファンタジーが好きなので、
(『アリス』しかり『ピーターパン』しかり。宮崎作品でいうと『千と千尋』も大好きです)
そういった意味でもこの『ポニョ』は、
ポニョと出会ってからの宗介のドキドキと宗介に会いに来てからのポニョのワクワク。
そして宗介に降りかかる冒険と試練!
と、やっぱりカナタにとって最高のストーリーなんだな、と思います!出会えて幸せ。



確かに、津波に悲しい思い出がある人はとても見られない作品だろうし、
リサ(宗介母)の運転は無駄にひどいけれど、でも、アニメ表現の許容範囲ではないかしら。
ただ、フジモトの使う「ドロドロ」や、波の「魚」表現は、
子供が見たらトラウマになりそう(幼カナタなら確実になる!)と思いました。あれは怖いよね…*2

*1:サリマンさん(ハウルの師匠)の行動理由がよく理解できなくって…

*2:この妙にリアルなドロドロ表現はハウルから出てきた気がする。力入れすぎ〜><と毎回思います