かなたむんむんブログ

むんむんっとした事を書き綴ります

素直に良いって言っちゃおうじゃないの

1ヶ月間だけ、思い切りがんばれば。  (Attribute=51)
  
いわゆる自己啓発本にも載ってそうな内容なんだけど、本にされるのとブログ記事で読むのはえらい違いだなぁ、という話。


「生き方指南」的な本の大部分が、(それを高らかに謳い上げるものほど)陳腐なものである、と思っている人は多いと思います。なにを隠そうカナタ自身がそうです。
その理由は、まずは「それらの本の内容に納得できるかどうか」の評価に尽きるのですが、他にも、書き方如何によっては、「書いてる人自身はどれほどのことができているというのだ」と思えたり、「っていうかお説教ですか?」と腹が立ってきたりします。
あと最終的には「まぁ、こんな陳腐なこと書き並べてお金になるっていいですね^^」ってところに行き着いちゃったり。
一部の人には「こいつひねくれてんなぁ」と思われること間違いないですね…(もちろん中にはすごく納得したり感動したりした本もあります)


で、独断かつ大いに失礼で申し訳ないんですが、はてなユーザーの中にも↑的な思考をする人はかなり居るのではないかと思います(ネットに重きを置いて生活している人は、えてしてこのタイプが多いという前提で…)。
では、それなのに、なぜこのブログ記事は多くのはてなユーザーの共感をえているのか。
現在、ブクマ数は1000を超え、好意的なコメントもいまだに続々と寄せられています。1000人の人に評価されるって、ものすごいことです。


そして、他ならぬカナタ自身も、目にした時すぐに、「あ、これ、なんかちょっと良いな」と思いました。
なぜ素直にそう思えたか理由を考えてみると、

  • 内容が身近でシチュエーションも具体的
  • シンプルな箇条書きにすることでお説教臭さが薄まっている
  • 媒体がネットで、お金のにおいがしない
  • 個人ブログに書かれていることで、他の記事からも筆者を身近に感じることができる

というあたりでしょうか。
 
つまり、『ブログ主が「読者」ではなく「ブログ主自身」に向けて書いているんだろうなぁと思うことによって、逆に読者が共感できる』という仕組み。
逆に、冒頭の自己啓発本への反感は、作者と読者の距離が遠いってことです。だから共感できない。
 
 
提供する側と受け手の距離感というのは非常に重要なケースが多く、今回の記事に限って言えることではないですよね。特にネット上ではそれに過敏なところがあって、最近だと、あれだけ人気だった某みっくみく動画が一気に荒れたりもします。
一方で、今回の記事が多くの支持を集めたり、あと2ちゃんやニコニコ動画が社会現象になるほどに盛り上がったりするのは、この距離感が逆に良い方向に働いているわけです。
 
 
つまりはみんな、「狙ってつくられたもの」が氾濫している今の世の中にうんざりしちゃって、「踊らされるもんか!」とすっかり素直じゃなくなってしまっている。かといって、素直に共感したり、「イイ!」と伝えたい気持ちが無くなったわけではない。

むしろ素直じゃない人に限って、良い作品に出会って感動したり共感したりしたいと人一倍願っているんじゃない?


…と、いうこと。
少なくとも、カナタ自身はそうです(と書き加えることで、カナタだって、今このブログを読んでいる貴方との距離を縮め、共感して貰おうと必死というわけ・笑)。
 
 
あんまりひねくれず、素直でいることを心がけたいなぁ。

そういうことですね。
 
 
以上、話題の記事を見て、「あ、たくさんデレてる人がいるー」と思ったことから考えた話でした。
 
 
 
おまけ
毎日が辛くなったら、ピーナッツを読むといいと思う。

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