かなたむんむんブログ

むんむんっとした事を書き綴ります

2014年11月第2週のネットサーフィン記録

週刊はてなブログで毎週発表される、「はてなブログ」サービス内での注目ブログ記事ランキング。その中で、私のアンテナに引っかかったものを紹介しつつ、その他、私個人が気になった記事や出来事についてだらだらと語ります。

月曜祝日だとはてなブログのランキングも1週お休みになるので、今回は2週ぶりの更新です。



まずは、2014年11月2日(日)から2014年11月8日(土)の、公式ランキング。
今週のはてなブログランキング〔2014年11月第2週〕 - 週刊はてなブログ

前回・先々週のランキングは、魅かれる記事があまり無かったのですが、その反動か今回のランキングは気になるタイトルの記事が多くありました。いろいろ読んでみましたが、その中から厳選ピックアップ。



2位:日本のドラマが安っぽく見える原因、備忘録 - pal-9999の日記

私はいまでも「日本のドラマ」の新クールが始まるとそれなりの熱意でチェックしようとする人間ですので、ドラマの画面作りについて、動画で具体例を挙げながら言及されているこの記事は、ネタ元になった記事よりもわかりやすくて面白かったです。
結局は、照明や画面効果も大事な演出手法の一つであって、その作品の雰囲気に合致しているかどうか、に尽きると思います(当たり前のことですが)。ただ、その「合致しているか」の判断基準も、受け手の感覚の違いに拠るところが大きいので、そこが難しいところですね。例えば、ちょっと古い話ですが、『龍馬伝』の画面の「暗さ」に対して賛否が別れたことを思い出します。上記の記事およびネタ元の記事においても、「日本のドラマが安っぽい」と感じている方々が、どんな日本の作品を、何を求めて視聴しているのかが、はっきりしません。元記事の海外の人の反応では、「日本のドラマは安っぽいソープオペラに見える」との意見が出ていますが、日本においては、ゴールデンタイムのドラマでも、ソープオペラ的手法こそが正解の場合もあるのではないかと思ったりします。
最近は、「トレンディドラマ」という(チープなドラマの代名詞にされていそうな)ジャンルでも、作品ごとの画面効果の違いが、素人目にも分かるくらいに工夫されていることも多いので、海外の本格ドラマに比べれば、「チープさ」の枠は出ていないかもしれませんが、それはそれで、観ていて楽しいです。



4位:東京の美術館の、大きな大きな問題点 - (チェコ好き)の日記

東京の美術館はどうかというと、〈企画展〉は確かに面白いんですけど、「日本のこのアーティストの作品が見たい」となったときに、「あ、それならここで見れるよ」と案内できる美術館が、決定的に欠けている気がします。

という指摘に「確かに!」とハッとさせられました。
ブックマークコメントでは、「(東京ではない)○○に常設展あるよ」「浮世絵なら××で観られる」みたいなコメントも散見されましたが、そもそも「東京に観光に来た外国人」が「日本発の現代アート」を鑑賞できる場所がない、というお話だったのでは?と思ったり・・・。
記事の後半では、「成功している地方の美術館」として、直島、青森県立美術館、金沢21世紀美術館が挙げられています(文中で引用されている本が出典かしら)。これらの美術館の常設展が、日本のアーティストの作品で構成されているわけではないので、最初の本文の趣旨とはズレているようにも思うのですが、とりあえず私も直島と金沢21世紀美術館は1度ずつ行ったことがありまして、とても良かったです。記事でピックアップされている青森県立美術館も、機会があればぜひ行ってみたい美術館(美少女の美術史展から気になっています・・・奈良作品もたくさん展示しているとは)。
美術館の場自体を、何度も楽しめる、鑑賞できる空間にする手法として、現代アートの展示は非常に相性が良いと思うので、そういった面白いところが増えるといいですね。



5位:【中毒性注意】鮭フレークごはんにちょい足しするとはかどる禁断の廃人飯 - みんなのごはん
14位:母直伝エビマヨのすすめ - すすめ!ディンドン丸
26位:いなばのインドカレー缶詰を100倍美味しく食べるための手作りチャパティのレシピ - コスパ最強!!一人暮らしの簡単節約料理レシピ

手堅く根強い人気の、簡単レシピ群。今回、一番魅力的だったのは、14位のエビマヨ!「手がかかる料理」のイメージだったのに、このレシピならすぐにでも作りたくなりました。ブコメで気づいたのですが、本来のエビマヨはエビを揚げて衣をつける工程があるんですよね。だから手間がかかるイメージだったし、それを省いても断然美味しそうです!
それから、26位の『一人暮らしの簡単節約料理レシピ』さん、最近勢いがあって記事をよく見かけるのですが、レシピというよりブログ主さんの文章が面白いので、取り上げられるレシピに関わらず、ついつい読んでしまいます。



28位:見た目地味なのに、本読みさんの読書効果を3割増にしてくれる文具。 - 三森ブックガイド

アイデア文具は、使いこなせなくても心躍ります。在庫管理用のスリップを模した形というのがとってもニクい!
あと、同ブログで紹介されていた『本読むEDiT』がすごく気になります。探してみよう。
「本よむEDiT」と「読書記録しおり」の合わせ技で読んだ本を管理してみる。 - 三森ブックガイド



29位:今日、本当に理不尽で、無茶苦茶で、不合理で、納得いかなくて、酷い、本当に酷い出来事があって - orangestarの雑記
続き→とっくに死んでいた自分と、防波堤の嫁 - orangestarの雑記

さいごにガツン!と。
orangestarさんがどういった方かご存知ないと、ピンとこないかもしれませんが・・・説明するのも野暮なので、ここでは省略。
そして、シロクマ先生の言及もあわせて読みたい。
メディア。承認欲求。社会的成功。 - シロクマの屑籠
シロクマ先生の突っ込みはほんとその通りで、orangestar氏もとい、ご夫婦にかかる負荷ったらもう、我々なんかの想像を絶するものだと思います。
ただ、一方で、取り上げられているfeitaさんのコメントの「なんかありがとう」も、わかる。
orangesterさんの、華々しくも見える経歴。けれど一方で、今回の件に限らず、はてなをはじめとするWeb上の彼の活動を見ていると、根っこにはずっと、深い「闇」を抱えておられることも、伝わってくる。そんな人だからこそ、こちらは勝手にシンパシーを感じて、応援したくなるし、書籍が出たり、ご家族が増えたり、「幸せ」を手にしていく姿をみると、嬉しい。かといって、我々を置いて「幸せ」な次のステージに行ってしまうのではなくて、それでもやっぱり、根っこでは同じ苦しみを抱えているんだ、というところに、ほっとする気持ち。
って、これ、すごく勝手に彼を消費しているだけですね・・・
読者とは、かくも勝手なものですが。これからも応援しています。



続いて、もう一つのランキング、はてな匿名ダイアリー。
今回の匿名ダイアリーランキングで取り上げるなら、7位と9位ですかね・・・


増田7位:田舎の底辺の中学生の部活
増田9位:評価されない人生

両者とも、人生を振り返っている文章なのですが・・・
現状に絶望している9位の人と比べれば、7位の人は自分の現状には肯定的。ところがどっこい、この人の抱えている黒いものが、結構酷い。読んでてゾクゾクしましたね!(良い意味でも悪い意味でも)
9位の人は、視線が「自分を評価する立場の人」「自分よりも上の順位の人」のほうに向きすぎているので、7位の人のように「同じ出自を持ちながら、自分よりもずっと惨めな人生を送っている(と自分が思える)人」に視線を向けてみては、いかがでしょうか・・・?<それが正解だとは到底思いませんが、9位の人にも比較的容易にできそうな発想の転換法な気がします!
と、やや馬鹿にした書き方をしてみましたが、お二人が抱えているものそれ自体は理解できるし、自分も持っている因子ではあるので、すぐそこにある闇、って感じです。上手く生きるのって難しいですね!



以上、はてなブログランキングからの、おすすめ記事ピックアップでした。


今週のブックマーク、その他

ここからは、ランキング以外で、上記期間で私が印象深かった記事です。
今回、ランキングに対する言及がどれも長くなったので(長すぎました)、あとは簡単に。
2週前の記事も含みますが、残しておきたいものを。


悪質バイラルメディアにはどう対処すべき? BUZZNEWSをフルボッコにしてみた - Yahoo!スマホガイド

すごい力作レポ。今のネットの傾向が、よくわかります・・・。



「ネットでライターやってるんだー。それってブログ?」若手ライターはいかに生きるべきか - エキレビ!(1/3)

前述のorangesterさんの話にも通じますが、継続して書いていくというのはものすごく大変だしプレッシャーのかかることだと思います。フリーランスのライターさんの場合、アイドルにとってのマネージャー、漫画家にとっての担当編集のような、客観的に評価・マネジメントしてくれる人も、原則いないわけですし・・・。




アニメ「進撃の巨人」の販促効果を徹底調査 - コミックナタリー

『コラボ相手を少しは選びなさい!』とツッコミを入れてきた身としては、この雑誌の特集がすごく気になります・・・が、その興味だけで1400円は、なかなか出せない・・・。

今頃ですが、ようやく作品自体にも触れています(マンガ読んでる)。
これとこれは買うつもりです。

日経エンタテインメント! 2014年12月号

日経エンタテインメント! 2014年12月号

BRUTUS (ブルータス) 2014年 12/1号 [雑誌]

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ふわふわの「キッシュ」レシピ 定番のホウレン草、ワインに合うアレンジも - はてなニュース

今、トーストメニューを研究していて、食パンを焼いては食べ焼いては食べしているのですが、余裕ができたらキッシュにもチャレンジしてみたい・・・パイ生地無しでシリコンカップで作っちゃうのが簡単そうで良いですね(それキッシュというよりも、もはやグラタンとかに近いのでは、とも思いますが美味しければ良いのです)。


おまけ。

近い時期に回ってきたネタ達。並べると余計にじわじわくる。







今回は以上です。
それでは、また~!!