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かなたむんむんブログ

むんむんっとした事を書き綴ります

第51話ニュー・オーダーが放送されるそうです

 春の新アニメが始まる季節ですね。

 新番組の中に、『エウレカセブンAO』という作品があるそうです。私の周囲ではほとんど話題になっておらず、アニメ雑誌も最近は読んでいないので、ほんとに4月から始まるのか半信半疑です。
 ・・・なんて、クールぶってみましたが、実際は「エウレカの新シリーズが始まる」と意識するだけで超そわそわしてしまうので、あえて考えないようにしているエウレカ厨な私です(周囲で話題になってないのは本当)。最近は詳しい情報もみてみぬ振りをしています。

 そんな私の動揺はともかく。『エウレカセブンAO』放送直前スペシャルとして、前シリーズ『交響詩篇エウレカセブン』の「ニュー・オーダー」が放送されるそうです。

交響詩篇エウレカセブン 第51話 「ニュー・オーダー」テレビ放送決定
エウレカセブンAO』放送直前スペシャル!

2006年に実施されたイベント「SonyMusic Anime Fes.06」のために書き下ろされたもう一つの『交響詩篇エウレカセブン』。オリジナル・ストーリー第51話「ニュー・オーダー」をテレビ初放送!

MBS  4月5日(木) 25:55~
☆TBS 4月6日(金) 26:35~
☆CBC 4月11日(水)26:30~

エウレカセブンAO」のTV放送開始前週での放送となります。
テレビ初放送となりますので、是非ご覧下さいませ。


エウレカセブンAO – 交響詩篇エウレカセブン 第51話 「ニュー・オーダー」テレビ初放送決定!&TAF&ACE連動 スタンプラリー実施決定!


 この「ニュー・オーダー」は、アニメイベントのために書き下ろされた、朗読劇(生アフレコ)+映像という形の作品。私自身観たことが無いので、最終的にどのような形で映像化されているのかを把握していないのですが、既に2009年に発売されたDVD-BOX及びBlu-ray BOX2に収録されています(youtubeにあがっている映像がそれなのでしょうか?)。

 さて、この「第51話」。本編放送が終了して間もない2006年5月のイベントで公開されたのですが、その内容はファンの間に大きな波紋を投げかけるものであったようです。私自身、ネット上で51話に関して飛び交うさまざまな憶測や考察に「どういうことなの?」と困惑していました。
 そんな中、mixi内の京田監督の日記上で『第51話に関する公式見解』が公開されたのです。私も当時mixiを頻繁に利用していたので、エウレカセブンコミュニティを通じてその存在を知り、日記本文を読むことができました。その後、一定の期間を経て、監督のアカウントは非公開(現在はアカウントごと削除)となり、mixi内のページも残っていません。私の知る限りでは、51話への言及は、あの文章がもっとも詳しいものでした(前述のDVDやBlu-ray BOXのブックレット等は未確認です)。

 今回、TV初放送のニュースをきっかけに、この日記の文章のコピペを探してみたのですが、2chの過去ログもdat落ちしていたりして、たどり着くのに意外と時間がかかったので、ちょろっとうちのブログに貼り付けておくことにします。問題があった場合は速やかに削除するつもりですが、この文章で心の整理をつけた一人として、今回のTV放送で前知識無しに51話をみてしまう誰かのお役に立てれば・・・と思います。といっても、あの頃とは異なり、今はまさにザ・アナザーである劇場版も存在するので、51話が本編と別軸であるという話も比較的すんなり受け入れられるのでは。
 結局のところ、当時あのタイミングで・しかも「51話」というナンバリングで・さらに一部の人しか観ることができない状況で、本編と別の展開の作品が発表されるというのは、同時期にTV版全50話を受け止めていこうとしていた者にとってはキツかったよねー!という、懐かしい話です。

 そんな私情は置いておいて。
 以下が、監督による(とされる)日記本文のコピペです。
 公開について問題を指摘された場合は速やかに削除します。



交響詩篇エウレカセブン
第51話「ニュー・オーダー」に関して


この作品はソニーミュージックアニメフェスティヴァル06’用に作ったもので、
基本的にテレビシリーズと「直接」繋がるものではありません。
サブタイトルが「ニュー・オーダー(新しい規範)」とされているのは、
その名の通りエウレカセブンという作品の「新たなる形」の1つという意味です。
故にテレビシリーズには無かった設定であったり、キャラクターの行動原理で、この話は描かれています。
今回の公演の基本的な舞台構成は「ミュージシャンのLIVEの合間」の
「ナレーションを中心とした朗読劇」という、ファンサービスの要素が物凄く強いものです。
という訳で、本来であれば、いわゆる総集編的な構成で行くのが筋なのでしょうが、
しかしはなからそうするつもりはありませんでした。
交響詩篇エウレカセブン」は50本で完結した物語です。(後悔した部分が無かったとは言い切りませんが)
そこで描かれたものに関して、僕自身、納得しています。
しかし、あの物語はあくまでも「50本」という時間をかけて作った流れの上での物語であり、
それこそ1コマでさえも切り取ってしまえば、本質的な「エウレカセブン」を失ってしまうという気持ちが、僕の中には強くあります。
切るくらいなら、全く違うものにして、違った感情を現してみたい(……職業演出家としては失格な発言であるのかもしれませんが)と。
最終回を作り終えた後、そこまで自分が追い込まれていたことを、僕は否定しません。
と同時に、基本的に「ナレーションを中心とした朗読劇」というフォーマットに、映像とは異なる魅力があったのも事実です。
映像を演出することを生業としている人間である自分が、映像を(まともに)使わずにお客さんの感情を揺さぶることが出来るのか。
一見、非常に慎重になっても仕方がない選択に思えるのですが、僕にはある種の(そして楽観的な)確信がありました。
そして、それを突き詰めて考えてみたい。そう思って作ったのが、今回の「51話」です。

具体的な確信の根拠、あるいはその意味合いというものを羅列するという、
自己弁護的保身を計るつもりはありませんので、
その辺りは想像にお任せしますが、自分の確信が間違っていなかったと感じたのは、
東京・大阪両方での、出演者の演技でした。
彼(女)等に、あれだけの芝居をしてもらえるようにディレクション出来たのが、
今回の演出家としての僕の目標でしたし、それをクリア出来たことで、
また新たな挑戦に向けて歩き出せる気もしました。という訳ですので、
厳密に言えば、ソニーアニメフェスティヴァル06’で上演されたエウレカセブンパートは、
テレビアニメーションシリーズ交響詩篇エウレカセブンとは異なるものですし、
それ以上でもそれ以下でもありません。

ただ、誤解を恐れずに言うならば、そのバジェット、フォーマット、
スタッフによって姿形を変えることの無い作品は、エンターテイメント作品たりえないのではないでしょうか。
多メディアに渡って展開された「交響詩篇エウレカセブン」の1つと思って見ていただけるとありがたいです。

そして大阪公演で三瓶さんと名塚さんが言った言葉を忘れないでいてください。

日本が負けた夜に。

文責・京田知己(監督)


(追伸)

一番多く誤解をされているのが、51話のラストの展開です。
蛇足だと思いますので、ヒントだけ。
51話という作品は「FLOWの演奏が終わるまでが51話」です。
レントンエウレカの2人の掛け合いのパートが最後ではありません。


<主なスタッフ・キャストリスト>

交響詩篇エウレカセブン第51話

出演

三瓶由布子
名塚佳織
小清水亜美

×  ×  ×

山崎樹範

×  ×  ×

根谷美智子
藤原啓二


脚本・野村祐一
編集・板部浩章(JAY FILM)
演出・京田知己


   


ちなみに、『大阪公演で三瓶さんと名塚さんが言った言葉』というのは「またね」。その約束は2009年に劇場映画『エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい』で果たされる(これまた賛否分かれる形で/笑)のでした。

オシマイ。


 


交響詩篇エウレカセブン DVD-BOX 1 (期間限定生産)