Febri Goプリ特集、おすすめです
先日、Go!プリンセスプリキュア特集を目当てに、Febri vol.30を購入したのでレビュー。
特集は、本編1〜26話までを振り返る各話紹介&解説からはじまり、スタッフインタビューは、作品のテーマやコンセプトに関わるところを中心とした総論的な内容。それに、途中加入するスカーレット役の沢城さんのインタビューが加わることで第2クール以降のストーリー展開の話題が加わって、バランス良い構成だなと感じました。
興味深い話はたくさんありましたが、ちょうど現在放送中の本編で、敵幹部のロック君が倒されたり、クローズさんが再登場だったりした動きがあったので、以下の部分などとてもタイムリーでした。
田中裕太シリーズディレクターのインタビューより。
(敵側となるディスダークの設定の話題のなかで)
田中:それはともかく『プリンセスプリキュア』に関していえば、とにかく敵を悪くて怖いヤツ、「絶対悪」として描く。そのコンセプトは、企画の早い段階で決めていました。
特に『フレッシュ』以降、敵側のキャラクターを描きすぎた結果、作っているこちらが感情移入してしまって、倒しづらくなってしまうことが多々あったんです。
(中略)
なので『プリンセスプリキュア』で敵側の事情をあまり描いていないのは、意図的なものなんです。クローズが比較的早い段階で退場することになったのもそう。今年はちゃんと幹部を倒す。そういうものとして描こう、というのはあります。
とはいえ、「描かれていない」だけで、そこにはきちんとした設定、キャラクターごとの行動原理がちゃんとある。観ている側にもそれは伝わってきます。
『Go!プリンセスプリキュア』は、こういった話作りやキャラ描写にあらわれる、細部まで行き届いた「丁寧さ」が大きな魅力のひとつ。毎回、各キャラクターの行動や成長がきちんと描かれていて感服します。
田中SDのインタビューは、制作上重視したことや大切にしたこと、これまでのプリキュアシリーズから継承したものなどにも触れられており、どのようにしてGoプリが形作られていったのか、その一端をのぞくことができますので、Twitterでタナカリオン監督 (@tanakarion (田中SDです))をフォローしている類の方にはとてもオススメです。
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2015/08/10
- メディア: 雑誌
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今回、Febriという雑誌自体、初めて買って読んだのですが、なかなか不思議な雑誌でした。
表紙をアニメ作品が飾っていたので、てっきりアニメ専門誌だと思っていたら、取り上げられているテーマは多岐にわたっていて、その想定外が楽しかった(今号だと、いきなり椎名高志先生のインタビューが登場したり、声優インタビューで榊原良子さんのお仕事歴がご本人から語られていたり・・・各アニメへの切り口も、総括的なものや少々捻った角度からのものが多くて楽しい)。雑誌自体には『AKIBA CULTURE MAGAZINE』と銘打たれています。
1000円+税と安くはないですが、気になるテーマがある方にはオススメですよ〜。
Febri vol.30 (http://www.ichijinsha.co.jp/febri/より抜粋)[巻頭特集] Go!プリンセスプリキュア
スタッフコメント付きストーリーガイド、シリーズディレクター・田中裕太、キャラクターデザイン・中谷友紀子、キュアスカーレット役・沢城みゆきインタビューなどを収録した34ページ大特集!!
[第2特集] 植草航ノセカイ
『パンチライン』のエンディングアニメーションを手がける気鋭のクリエイター。その世界の魅力に迫る!
★ガッチャマン クラウズ インサイト
構成補佐・木戸雄一郎&設定構築・和田 理インタビュー
★Febri Art Style
ガッチャマン クラウズ インサイト 美術監督・倉橋 隆インタビュー
★GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり
原作・柳内たくみインタビュー
★漫画家・椎名高志インタビュー
[Febri CREATOR RECOMMEND]
(有)椎名百貨店/GS美神 極楽大作戦!!/絶対可憐チルドレン/MISTERジパング
★聖地紀行
千葉市(やはり俺の青春ラブコメは間違っている。続)
★響け!ユーフォニアム 全話解説
★放課後のプレアデス
監督・佐伯昭志インタビュー
こちらもおすすめな記事
又吉さんの本
- 作者: 又吉直樹
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その流れや、芥川賞フィーバーもあって、今、又吉直樹『第2図書係補佐』を読んでいます。
これは2006〜2009年の連載コラムをまとめて、2011年に文庫化されたもの。新旧さまざまな文学作品を1作品ずつ紹介していく形式なので、読む前は書評集かと思っていたのですが、むしろ自伝的エッセイ集でした(筆者自ら、緒言で『僕の役割は本の解説や批評ではありません』と明言しています)。
そしてこのエッセイがまた、面白い。
太宰好きを公言する又吉氏に対して、歳をとってもいまだに純文学の古典的名作や私小説といったジャンルに馴染めない私。読み始めるまでは、彼のおすすめ作品についての文章をどこまで楽しむことができるのかしら?と、半信半疑だったのですが、要らぬ心配でした。
『花火』から遡れば10年近くも前に書かれたものですが、当時からその文章は巧みで、青春時代の思い出、その傍らにあった作品達のこと、そして何より本を読むということ自体への愛情が、繰り返し語られています。
もったいなくて少しずつ読んでいて、まだ読了していないのですが、最初のほうで気に入った描写があったので、紹介しておきます。
十代前半の頃、何故か上手くいかない、もしかしたら上手くいっているのかもしれないけれど満足度は全く無い、いや上手くいっているわけがない、何が? 解らない、何に悩んでいるのかが今一よく解らないのだが、とにかく胸の辺りにモヤモヤとしたものが絶えずにあって、これが無くなればいいのになぁ、と思うのだけれど、一向に無くならず、もう自分は駄目なんじゃないか? とか思っていて、誰にも相談なんか出来なくて、そんな時に古い小説を開いたら自分がいた。そこに自分と同じようにどうしようもない人間がいた。その人達は皆自分よりも歳上だったから、まだまだ可能性はある、生きられる、と思った。
(第2図書係補佐『昔日の客』 より)
この一節を読んで、私も自分が十代前半だった頃、同じように胸のモヤモヤを抱えつつ、学校の図書館で古い小説を開いたりしていたことを思い出しました。
ただ、私が求めていたものはそこには無く・・・文学少女になり損ねた私は、もっともっとキラキラした非日常の輝きを求め、足繁く駅ビルの本屋のコミック売り場に通い、立派なマンガ・オタク少女へと成長したわけですが。
その後辿った道は違えど、この文章は、当時の図書館の情景を思い出させてくれた素敵な一節なので、お気に入りです。
関連
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映画バクマン。の予告編が魅力的だった
バクマン。 モノクロ版 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: 大場つぐみ,小畑健
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- 発売日: 2012/10/12
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2008-2012年に週刊少年ジャンプで連載されたマンガ『バクマン。』の実写映画が、いよいよ今年10月に公開されます。
バクマン。原作については、率直に言って、私はあまり好きじゃないです。
主人公達のイケイケ具合とそれが通ってしまうストーリー展開、あと時代錯誤(?)な恋愛描写がイタくって、いろいろ見ているのが辛かった。「これを素直に受け取って、妙なワナビが量産されてしまうのでは?」なんて余計な心配をしつつ、180度くらい首を傾げて追いかけていたものの、途中で完全に脱落しました。マンガで読むよりもアニメで観る機会のほうが多く、これがまた原作に対して忠実な、とても真面目なアニメ化だったものだから、動きや声が付いて余計に辛く感じてしまったのかもしれません・・・。
途中まで、「漫画界の酸いも甘いも知り尽くしているであろう大場つぐみ先生が、どうしてこれほどにリアリティを無視した虚構を作り上げたのか。もしかしてこれは壮大なアンチテーゼ??」なんて考えたりもしていましたが、今となっては、むしろ私が『デスノート』から残る印象に引きずらて、斜めからみすぎていたんだな〜、と思っています。でも、合わないものは合わない・・・。
そんな経緯で、実写化についても、ポジティブな興味を全然持てないでいたのですが。
先日、映画館で予告編を目にしたところ、実写での過剰な演技と演出が、逆に原作の薄ら寒さを打ち破ってくれるのかもしれない!と感じました。この熱量で、2時間に凝縮されたストーリーであれば、一気に楽しめるのかも。
一転して、映画公開がちょっと楽しみになってきたので、できれば映画館で観て確かめたいです。
そんな予告編がこちら・・・
「バクマン。」予告 - YouTube
水没しました
先日、iPhone5sをドボンしました・・・という話。
おーい風呂でうたプリ観てたらレンさんソロ曲で笑った衝撃でiPhoneこけて落ちて完全水没したぞ!!!
— かなたむ (@kanatam) 2015, 4月 5
\イッツ ショーターイム!!/
この春、テレビシリーズ3期が始まった『うたの☆プリンスさまっ♪』。わたしも重い腰を上げて、ようやく1期をWeb配信で観始めたのですが。
iPhoneをそのままお風呂に持ち込んで、バステーブルの上に立てて観ていたんですよね・・・(ときどきやってしまう)。
そして、上のシーン(1期第4話)で噴き出した時に、うっかり足がテーブルに当たってしまい、倒れたiPhoneは綺麗に浴槽にドボン。
くそっ、レンさんめ・・・。
幸い、画面はそのまま動き続けてくれましたが、一時、スピーカーから音が出ない状態に。カバーケースを外して、できるだけ水分を拭き取ったりしたところ、その後、なんとか元の動作に戻ってくれました。やれやれ。
ところが、あとから検索してみたところ、水没させた場合、「ついやってしまうけれど、実はやってはいけない(事態を悪化させる)こと」がいくつかあるようで、例えば、
- 電源を入れてはいけない
- 入った水を出そうと本体を振ってはいけない
- ドライヤーなどの熱風で乾かしてはいけない
tweetできてて動作は問題ないんですけどスピーカーが一時死んだのでドライヤーで乾かしを試みている。
— かなたむ (@kanatam) 2015, 4月 5
全部やってしもたー!!!
同じくネットの情報によれば、本体内に入った水分で内部の錆び・腐食が生じてしまうため、私のiPhoneのように元に戻ったかと思えても、時間が経過してから動かなくなる可能性も十分にあるそうです。
そこで思い出したのが、以前、iPhoneの修理でAppleストアに行った時のこと。
本体電源が付かなくなっている場合、Appleストアでは、本体内臓の『水濡れすると反応する部品(「液体侵入インジケーター」)』を確認されます。私は、その部品が反応していなかった+購入から1年以内だったことから、バッテリー不具合として本体ごと無償交換になりましたが、私の隣で手続きをしていた男性は、その水濡れ部品が反応していたことから、無料修理・交換の対象にはならない、と説明されていました。
彼は水濡れの話に心当たりが無さそうな様子だったので、何かで水分が入ってしまった後、時間がたってから、腐食が進んで不具合が生じたケースだったのかもしれません。
さて、私の水没iPhoneは、上記の時に無償交換してもらったモノで、手に入れてからまだ半年。前機を含めた携帯会社との2年契約満了まで、あと半年強あります。早めにiPhone6にすることも考えてみつつ、とりあえず、こまめにバックアップをとっておかないといけませんね。。。
関連・参考記事
- ネット情報はウソ!?iPhone6水没でやってはいけないこと《最新版》 - NAVER まとめ
- iPhone修理の細かすぎるまとめ 6/6 Plusの画面修理や5のボタン修理はアップル本体のほうが安かった 日経トレンディネット
こんなこともありましたが、バステーブルは便利ですよ・・・
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エイプリルフールきっかけで自分の黒歴史に遭遇した話
これまでのあらすじというわけで、本当に更新再開したいんです。
ただ、しばらくやってたネットサーフィン企画は、今の時代に合わない内容と文章量になっちゃうので、無期限お休みします。こないだ久しぶりに自分でも記事を読み直してびっくりした。とにかく長いよ!書いてる本人は楽しいのでどんどん長くなるのですが、週1どころか月1ペースでも続けられないとなると論外ですね。
初心に戻ります!
さて、ここから本題。
うちも今年は微妙に便乗しましたが、Webでのエイプリルフール祭りが今年もありましたね。
数年前に比べると、恒例行事化してわくわく感が減ってきてしまった人も多かったり(私もです)、あと、
エイプリルフールネタを出しているサイトよりエイプリルフールをまとめたサイトの方がPV上回っちゃって、ゴールドラッシュではツルハシを売る戦略の正しさが証明されてる。
— vagrant halt ぼ〜や (@vourja) 2015, 4月 1
みたいな、ちょっとしょっぱい昨今のインターネッツだったりするわけですが。過去の4月1日はどんなだったかな??と自分のtwitterログを遡ってみたところ、twilogに残っている最古が2009年。それは私が遅い社会人デビューを飾った年で・・・
うわああああ初日なのに寝坊したー!!!
— かなたむ (@kanatam) 2009, 3月 31
嘘ぴょん
— かなたむ (@kanatam) 2009, 3月 31
という、完全に記憶から抹消された自分とご対面する羽目になりました。酷い・・・。
まぁ今年も、
今年度は文字をいっぱい書きます。
絵もたくさん描きます。
締め切り守ります。
— かなたむ (@kanatam) March 31, 2015
とか言ってみたり、相変わらずのセンスの無さです。ちなみに、2010年以降は4月にtweetしていること自体がほとんど無く、その後2014年4月1日のtweetが、
昨日で遂に退職致しましたが、今日は火曜日なのでさっそく同じ職場で仕事です。火曜水曜は、半日ずつだけど今の仕事を継続。
— かなたむ (@kanatam) March 31, 2014
という半・脱サラ宣言。
ほんま、twitterは人生の写し鏡やでぇ・・・と、エイプリルフールを振り返るはずが、ちょこっと人生振り返ってしまったのでした。
黒歴史の可視化すごい\(^o^)/
そしてこの記事自体も、数年後にみることができたなら、きっと頭を抱えることでしょう・・・
それはそれで楽しいことである、はず!
- 作者: 新川直司
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