かなたむんむんブログ

むんむんっとした事を書き綴ります

『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊2.0』を観に行ってきた!

一昨日、第一弾帰省を終えて帰ってきました。ただいま!
今回の帰省のメインの目的は就職活動だったのですが、そのついでに大阪で『攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL 2.0』を観てきました。


「スカイ・クロラ」公開記念VERSION2.0始動!『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊2.0』
押井守の傑作がバージョンアップ!「攻殻機動隊2.0」7月12日公開



私はTVシリーズである『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』の1stと2ndは観ましたが、この『GHOST IN THE SHELL』には手を伸ばせていなくって(よって『イノセンス』も未見)。
だからこの2.0情報を知ったときには、あの歴史的作品を、今になって映画館で観られるなんてー!!と一瞬だけ非常に盛り上がったのですが…
そこに立ち塞がったのが「全国5大都市で限定劇場公開」、の壁。
8月には大阪に行く予定があるけれど、映画の封切りは7月だし、きっと『スカイ・クロラ』と入れ替わりぐらいで上映終了してしまっているだろうし……


ところが先日調べたところ、大阪では8日まで公開されているとのことで。
丁度大阪行くじゃん!ひゃっほうー!と思ったら、今度は上映時間が一日一回のレイトショーのみ…(その時間まで大阪に居ると、実家まで帰る電車が無くなってしまう)


しかし映画館で観る=プライスレスだし…という誘惑は強力で、しかもtwitterでも『(音響が良い劇場なら)劇場で観るのお勧めします』とアドバイス頂いて、遂には帰ってくるルートをちょっと変更、ちゃっかり大阪に1泊して観てきました!えへえへ。



こうして、『GHOST IN THE SHELL』を映画館で初体験!となるはずだったのですが…なんと偶然、まさに帰省の前日に、ケーブルテレビでオリジナル版が放送されているのに遭遇。
どうしよう!観ようか、観まいか、でも観ちゃおうか、あ、あ、あーっ!
…というわけで、結局はオリジナル版をテレビで観てから映画館へ、となりました(あとから思えば、いろいろ比較しながら楽しめたので観ておいてよかった)。



で、2.0本編ですが、映画館に見に行った甲斐が十分にありました!!
上映後お客さんがぞろぞろ出ていく時には、『一緒やーん』なんて声も聞こえてきましたが…
カナタとしては、まず映画館という空間で観られるというだけで貴重な機会であり、しかも、大画面で観る価値がちゃんとある作品なわけで。音響も奥行きがあって、あのテーマ曲には完全に圧倒されました。
(これはおそらく映画館自体の質も関係あるかと思いますが…『スカイ・クロラ』も大阪で観たくなった)



気になるのは2.0での変更点ですが、まずあちらこちらで言われている3Dへの差し替え部分は、事前にネタばれ感想を見ていたせいか、そこまで拒否反応は起こらなかったです。攻殻SACのOPみたいな感じで、それはそれとして…みたいな。
あと、なんとなく「あ…ここ3D素子さん来そう!」と思うところがやっぱりそうだったり。Zガンダム新訳を経験した者ですもの、これぐらいの違和感はへっちゃらですのよ(!?)。
あとエフェクトは凄い。その効果の威力を見せつけられます。
ラストシーンは本当に鳥肌が立った。
そしてあのEDですよ。たまりません。


そしてもう一点、重要な(そして最大の?)変更である「人形使い」の声。
家弓家正氏から榊原良子氏へ、つまり男性から女性へと変更されました。
私が思ったのは、まず声の是非の前に、人形使いを呼ぶ代名詞はそのまま『彼』がよかったな、と。正体がわからない存在を、あえて「彼女」とよぶかな?と思ってしまって。そこには、人形使いは性別を超越した存在であってほしい…という私の希望もあるのですが。
でもパンフレットのインタビューを読むと、逆に監督は人形使いの「性別」を結構意識しているようなので、その意図だと「彼女」にしちゃうのも仕方ないですかね。


榊原良子さんの演技の印象は、抑揚が大きくより女性的な情感が込められたようでありながら、逆にものすごく機械的にも聞こえるような気もして、聞いててそわそわしたというか、ある種の「気持ち悪さ」を感じました。そういう意図があったのかはわからないですが、ある意味、キャスト変更が成功していると言っていいのかな。
あと、なんで清掃局員の男の声も変わっちゃったのか。大人の事情…?



ぶっちゃけ「まだ自分では話についていけないんじゃないか」という不安が大きくて、これまでGISには手を伸ばせずにいたのですが、十分楽しむことができました。
(「理解」したか、と問われると自信を持ってイエスとは言えませんが)
これはやはりSACシリーズのおかげかな。SACを観た人ならイメージはしやすいかと思います。


しかし、GISの素子さんはお美しい…大画面であの端正な顔立ちを堪能しました。SACから入ったカナタですが、素子さんのお顔はGISの方が好きです。いや、もちろんSACはあっちの素子さんが良いと思いますけれど。



個人的には攻殻を観てみたいな、と思っている人にはまずSACを(長いけど)お勧めするかな。あと、GISを観よう、という人には、余裕があるならオリジナル版を観てから2.0版を観てみてほしい…同じの2度も観るのはちょっと、というなら、2.0版を。『イノセンス』に繋がりやすいという意味で。


というわけで、カナタも近々『イノセンス』観ようと思います。

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