今日読んだもの
たまにはダラダラと感想など。
ちなみに普段は、何か言いたいことがあったら読書メーターに簡単にメモしてます。
⇒http://book.akahoshitakuya.com/u/1228/commentlist
- 作者: ヤマシタトモコ
- 出版社/メーカー: リブレ出版
- 発売日: 2009/09/10
- メディア: コミック
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作家人気が高いだけあって、かなり好きなものを奔放に描かせて貰えてるなーという印象。その分、癖が強いのでヤマシタ作品初読な人にはお薦めしませんっ*1。
BL要素はあくまで関係性を描く手段として使われているだけなので、むしろ演劇とか邦画とかの、暴力的で救われない感じの雰囲気が好きな人向け。
ただ逆に、こういう感じに暴力を臭わされると、物語ラストの甘さに詰めの弱さを感じるけれど、読後感的にはこれで十分なのでこのままで良いです(笑)そこは、好きなものを詰め込みつつもちゃんとエンターテイメントさせる作者のバランス感覚だったり編集部への配慮だったりするんだろうし、そこを譲れるからこそ、ここまで人気が出た作家さんなんだと思う。というのが私のヤマシタさんのイメージ。
- 作者: 海野つなみ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/06/12
- メディア: コミック
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和倉ちゃんは、彼女の考えやそれに至るまでの思考回路はすごく理解できるんだけど、そのことをいとも容易く表現してしまう軽やかさや、それによって彼女が手に入れるものがあまりに非現実的に見えてしまって、回転銀河シリーズの主人公としては結構苦手なほうだったなぁ(抱えている根っこは同じなのに、自分が躊躇する部分を彼女が飛び越えて行くことへの嫉妬や羨望のせいだと思う)。
もちろんそう言いつつも面白かったのですが、むしろ江梨奈の存在が光った6巻でした。
*1:じゃあ何から読めばいいのかと問われると・・・うーん、とりあえずくいもの処 明楽 (マーブルコミックス)が合わなければ後はどれも合わない気がするのでそのへんを試金石にどうかしら。それじゃ間口が広すぎるかも。個人的には恋の話がしたい (マーブルコミックス)あたりが凄く好きです。